プリンス.com
非公式のファンのサイトです。日産自動車とは無関係です。ここでいう「プリンス」は、かつてスカイライン・グロリアを作ったプリンス自動車工業(1966年に日産自動車と合併)のことで、ホテルなど同じ名前のほかの会社や商品とは関係がありません。
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初代 プリンス スカイライン デラックス(ALSID-1)

いまも続くスカイラインの最初の1台

要点1957年4月に登場。1.5リッター(1,484cc)の直列4気筒OHV(GA30型)、最高出力44kW(60PS)、最高速度125km/hで、当時の国産車の中でいちばん速い、と日産ヘリテージコレクションの解説にあります。
初代プリンス スカイライン(ALSI系・展示車)
初代プリンス スカイライン(ALSI系・展示車)。写真:PRiMENON/CC BY-SA 3.0/Wikimedia Commons(改変:縮小・webp化)

諸元

全長×全幅×全高
4,280 × 1,675 × 1,535 mm
ホイールベース
2,535 mm
トレッド(前/後)
1,340 / 1,380 mm
車両重量
1,310 kg
タイヤ
6.40-14-6PR
エンジン
GA30 1,484cc 直列4気筒OHV
最高出力
44kW(60PS)/4,400rpm
最大トルク
105N・m(10.75kgm)/3,200rpm
最高速度
125 km/h

解説は、型式をALSID-1、保存番号を016としています[1]。日産のスカイライン歴代ページはこの世代をALSI型と呼んでいます[2]。

発表と外観

解説は、1957年4月にプリンスセダンの後継として登場したこと、発表が東京の宝塚劇場で行われて注目を集めたことを書いています。ボディはアメリカ風の外観で、サイドのクロームのモールディングと小さなテールフィンを備えていました[1]。1960年2月のマイナーチェンジでは、高速走行時の見やすさのために4灯式のヘッドランプが採用されました。

技術の特徴

解説は、この世代で後輪にド・ディオン式のアクスル、ワイパーに2速式が使われたと述べます[1]。日産のスカイライン歴代ページも、スポーツカー由来の「ド・ディオン・アクスル」を標準装備していた、クラス最高出力60馬力の直列4気筒エンジンで最高速125km/hだった、と書いています[2]。2つの公式ページで、出力と最高速が一致しています。

日産の年表では

日産の1950年代の年表には、1957年4月の項目として「プリンス スカイライン デラックス(ALSID-1型)」が載っています[3]。本文には、スカイラインを発売したのは富士精密工業(後のプリンス自動車工業)で、1959年からは高級乗用車のグロリアも派生した、とあります。グロリアとのつながりはグロリアで、バン仕様の派生はスカイウェイで見られます。

プリンスセダンとの比較

項目プリンスセダン初代スカイライン
エンジン排気量1,484cc1,484cc
最高出力33kW(45PS)44kW(60PS)
最高速度110km/h125km/h
ホイールベース2,460mm2,535mm
車両重量1,254kg1,310kg

排気量は同じでも、出力は45PSから60PSへ上がっています。エンジンの型はFG4AからGA30に変わりました。数字はプリンスセダンの面と同じ解説に基づいています[4]。

外観の見分け方

解説に書かれている外観の特徴を、時期で分けて整理します。

時期外観・装備解説にある根拠
1957年4月の発売時アメリカ風のボディ、サイドのクロームのモールディング、小さなテールフィン登場の説明
1957年4月の発売時後輪にド・ディオン式のアクスル、2速式のワイパー技術の説明
1960年2月のマイナーチェンジ以降4灯式のヘッドランプ(高速走行時の見やすさのため)マイナーチェンジの説明

写真や実車を見て、ヘッドランプが2灯か4灯かを見れば、1960年2月より前か後かの手がかりになります。ただし、それ以外の違いは解説に書かれていないので、ここでは分けられません[1]。

桜井眞一郎と初代

日産のヘリテージ「レジェンド04」によれば、桜井眞一郎は初代(ALSI-S1、1957年〜1963年)からスカイラインに携わり、サスペンション担当のエンジニアのひとりでした[5]。3代目で開発責任者となります。人物と経歴は桜井眞一郎の面にまとめています。

同じ1957年の年表から

日産の1950年代の年表で、1957年の項目を月順に並べると、次のとおりです[3]。

年月年表に載る車・できごと
1957年4月プリンス スカイライン デラックス(ALSID-1型)
1957年8月フォークリフト第1号車オフライン
1957年9月プリンスマイラー(AOTH型)
1957年10月ダットサン1000セダン(210型)
1957年11月ダットサン1000トラック(220型)
1957年12月キャブオール(C40型)

ダットサン1000セダンは、同じ年表の解説で、OHVエンジンを採用した車として紹介されています。

よくある質問

最高速度はどれくらいですか。
125km/hで、解説は「国産車でいちばん速かった」と書いています[1]。
発表はどこで行われましたか。
東京の宝塚劇場です。大きな発表の場として話題になった、と解説にあります[1]。
型式はALSID-1ですか、ALSIですか。
ヘリテージコレクションの保存車の型式はALSID-1で、日産の年表も同じ表記です[3]。日産のスカイライン歴代ページは、シリーズ名としてALSI型と書き、レジェンド04はALSI-S1と書いています[2][5]。同じ世代を指す表記が資料ごとに違いますが、使い分けの理由は書かれていません。
この車の次に出た2代目はどんな車ですか。
2代目スカイライン(S50型)の面をご覧ください。
この面で確かめていないこと初代の累計販売台数や価格、デザイナー名は、確かめた公式ページから確かめられなかったので書いていません。型式の表記はALSID-1とALSIが混在する資料があり、通称との関係は説明を確かめていません。

出典

  1. 日産ヘリテージコレクション プリンス スカイライン デラックス(ALSID-1)(2026年11月7日に確認)
  2. 日産 NISSAN HERITAGE COLLECTION online スカイライン歴代12代の軌跡(2026年11月7日に確認)
  3. 日産 企業情報 ヘリテージ 1950年代(2026年11月7日に確認)
  4. 日産ヘリテージコレクション プリンスセダン(AISH-2)(2026年11月7日に確認)
  5. 日産 ヘリテージ レジェンド04 桜井眞一郎(2026年11月7日に確認)