初代 プリンス スカイライン デラックス(ALSID-1)
いまも続くスカイラインの最初の1台

諸元
- 全長×全幅×全高
- 4,280 × 1,675 × 1,535 mm
- ホイールベース
- 2,535 mm
- トレッド(前/後)
- 1,340 / 1,380 mm
- 車両重量
- 1,310 kg
- タイヤ
- 6.40-14-6PR
- エンジン
- GA30 1,484cc 直列4気筒OHV
- 最高出力
- 44kW(60PS)/4,400rpm
- 最大トルク
- 105N・m(10.75kgm)/3,200rpm
- 最高速度
- 125 km/h
解説は、型式をALSID-1、保存番号を016としています[1]。日産のスカイライン歴代ページはこの世代をALSI型と呼んでいます[2]。
発表と外観
解説は、1957年4月にプリンスセダンの後継として登場したこと、発表が東京の宝塚劇場で行われて注目を集めたことを書いています。ボディはアメリカ風の外観で、サイドのクロームのモールディングと小さなテールフィンを備えていました[1]。1960年2月のマイナーチェンジでは、高速走行時の見やすさのために4灯式のヘッドランプが採用されました。
技術の特徴
解説は、この世代で後輪にド・ディオン式のアクスル、ワイパーに2速式が使われたと述べます[1]。日産のスカイライン歴代ページも、スポーツカー由来の「ド・ディオン・アクスル」を標準装備していた、クラス最高出力60馬力の直列4気筒エンジンで最高速125km/hだった、と書いています[2]。2つの公式ページで、出力と最高速が一致しています。
日産の年表では
日産の1950年代の年表には、1957年4月の項目として「プリンス スカイライン デラックス(ALSID-1型)」が載っています[3]。本文には、スカイラインを発売したのは富士精密工業(後のプリンス自動車工業)で、1959年からは高級乗用車のグロリアも派生した、とあります。グロリアとのつながりはグロリアで、バン仕様の派生はスカイウェイで見られます。
プリンスセダンとの比較
| 項目 | プリンスセダン | 初代スカイライン |
|---|---|---|
| エンジン排気量 | 1,484cc | 1,484cc |
| 最高出力 | 33kW(45PS) | 44kW(60PS) |
| 最高速度 | 110km/h | 125km/h |
| ホイールベース | 2,460mm | 2,535mm |
| 車両重量 | 1,254kg | 1,310kg |
排気量は同じでも、出力は45PSから60PSへ上がっています。エンジンの型はFG4AからGA30に変わりました。数字はプリンスセダンの面と同じ解説に基づいています[4]。
外観の見分け方
解説に書かれている外観の特徴を、時期で分けて整理します。
| 時期 | 外観・装備 | 解説にある根拠 |
|---|---|---|
| 1957年4月の発売時 | アメリカ風のボディ、サイドのクロームのモールディング、小さなテールフィン | 登場の説明 |
| 1957年4月の発売時 | 後輪にド・ディオン式のアクスル、2速式のワイパー | 技術の説明 |
| 1960年2月のマイナーチェンジ以降 | 4灯式のヘッドランプ(高速走行時の見やすさのため) | マイナーチェンジの説明 |
写真や実車を見て、ヘッドランプが2灯か4灯かを見れば、1960年2月より前か後かの手がかりになります。ただし、それ以外の違いは解説に書かれていないので、ここでは分けられません[1]。
桜井眞一郎と初代
日産のヘリテージ「レジェンド04」によれば、桜井眞一郎は初代(ALSI-S1、1957年〜1963年)からスカイラインに携わり、サスペンション担当のエンジニアのひとりでした[5]。3代目で開発責任者となります。人物と経歴は桜井眞一郎の面にまとめています。
同じ1957年の年表から
日産の1950年代の年表で、1957年の項目を月順に並べると、次のとおりです[3]。
| 年月 | 年表に載る車・できごと |
|---|---|
| 1957年4月 | プリンス スカイライン デラックス(ALSID-1型) |
| 1957年8月 | フォークリフト第1号車オフライン |
| 1957年9月 | プリンスマイラー(AOTH型) |
| 1957年10月 | ダットサン1000セダン(210型) |
| 1957年11月 | ダットサン1000トラック(220型) |
| 1957年12月 | キャブオール(C40型) |
ダットサン1000セダンは、同じ年表の解説で、OHVエンジンを採用した車として紹介されています。
よくある質問
最高速度はどれくらいですか。
発表はどこで行われましたか。
型式はALSID-1ですか、ALSIですか。
この車の次に出た2代目はどんな車ですか。
出典
- 日産ヘリテージコレクション プリンス スカイライン デラックス(ALSID-1)(2026年11月7日に確認)
- 日産 NISSAN HERITAGE COLLECTION online スカイライン歴代12代の軌跡(2026年11月7日に確認)
- 日産 企業情報 ヘリテージ 1950年代(2026年11月7日に確認)
- 日産ヘリテージコレクション プリンスセダン(AISH-2)(2026年11月7日に確認)
- 日産 ヘリテージ レジェンド04 桜井眞一郎(2026年11月7日に確認)